黄泉とヴェルトは共通認識に至り、朝露の館でファミリーが陰謀を企てている証拠を掴もうとしたが、オーク家当主の罠にはまってしまった。幸いサンデーは話が通じる人で、2人にファミリーは絶対に潔白であると示し、2人を無事に館から連れ出した。
「黄泉」の視点に切り替え中…… 
黄泉とヴェルトは認識が共通のものとなり、矛先をファミリーに向けた。彼らは朝露の館で、何を見つけるのだろうか？
…仲間が心配してるのか？
いや、ただの業務連絡だ。向こうで何か進展があったらしい。早く行って戻ろう。
…このまま進むと、朝露の館の奥に入っていくな。
これまでの道のりは順調だった…というより、順調すぎた。警備が厳重なファミリーの拠点とは思えない。
まずは話を聞ける人を見つけよう。
朝露の館の奥へ進み、手がかりを探す
一方、黄泉──つまりあなた──とヴェルトはファミリーが隠している真相を暴くために単身で朝露の館へ潜り込んだ。しかし、警備の厳重だったはずの公邸に人影はなく、モンスターがあたりをふらふらとパトロールしているだけだった。
一体なにが起きたのだろうか？
黄泉がわずかに刀を引き抜いた瞬間、彼女の気配が弱まっていく。
「白」 ……自分の気配を少し薄めた。これで見つかり難くなったはずだ。星穹列車はファミリーの指示で動いているから言い訳もできるが、私がここに現れるのは…道理に合っていないからな。
一体なにが起きたのだろうか？
妙だな。これほど立派な屋敷なのに、客人をもてなす執事もいないとは…緊急事態で席を外しているのか？
この扉は開いているようだ。中の様子を探るしかなさそうだな。慎重に前に進もう。
待て。
黄泉がわずかに刀を引き抜いた瞬間、彼女の気配が弱まっていく。
なるほど、面白い技だな。
公邸の廊下に残った足跡を調べる
足跡の主が誰か特定できるか？
ふむ…独特で派手な模様…サイズからして男性だな。
恐らく…あのスターピースカンパニーの使者、アベンチュリンさんだろう。
アベンチュリン…なら、もう1人は？
2つの足跡は前後ではなく、ほぼ横並びになっている。この状態から考えるに、同行者は彼の部下ではないはずだ……
…カンパニーはピノコニーを取り戻そうとしている。彼らがここに現れることも想定の範囲内だ。
一階に下りる
人の気配はないが…ここに多くのミームを配置して巡回させているようだな。
ミームを倒した後
モンスターの体から何か落ちたぞ。
これは…メモ？執事が他の使用人に残した指示のようだ。
朝露の館の使用人たちは他の仕事を割り振られていたようだな…そして、それはロビンさんが死ぬより前から始まっていた。
…多くの人手を必要とする作業かもしれない。例えば「調和セレモニー」とか。
だが理屈で言えば…どれほど重要な任務であろうと、ファミリー以外立ち入り禁止の場所なら、人を残して待機させておくべきじゃないか？
つまり…誰かが意図的に彼らを遠ざけたと言いたいのか？
ああ。ただ、その理由はわからない。
議事ホールに入る
…ここにも誰もいないな。
誰もいないなら勝手にさせてもらおう。できるだけ私に近づいてくれ、そうすればあなたも「白」で覆い隠せる。
手がかりを探す
とくに壁にぶつかることなく、ファミリーの議事ホールに潜入した。機密文書が見つかりそうな場所だから、なにか収穫があるはずだ。
ロビンからの手紙を読む
ロビンからの手紙
列車のみんながピノコニーに到着した直後、サンデーさんはロビンさんを連れて俺たちを出迎えてくれた。その時、彼女の声に少し違和感があったんだが…どうやら気のせいではなかったようだな。
ロビンは「調和」が何らかの干渉を受けているせいだと考えていたようだが…私の知る限り、運命の偉大な力に干渉できるような存在は、そういない。
それはつまり……
ファミリーの中に裏切り者がいるとしたら…その人物は高い地位にいるか、計り知れない力を持っているということだ。
それもサンデーさんが裏切り者を捕まえられずにいる理由かもしれないな。
「死」の被害者リストを読む
「死」の被害者リスト
ロビン、ホタル…そして他の死者の情報…特に共通点は見当たらないな。
どうやら噂は正しかったようだ––「死」は無作為に被害者を選んでいる。そしてサンデーさんのコメントを見るに…彼は「死」のことをよく知っているらしい。
彼はただ、それが再び現れたことに驚いているんだろう。
光円錐を調べる
二人だけのコンサート
この光円錐は…厳重に保管されているな。きっと彼はこの記憶を大切にしているんだろう。
ロビンさんはインタビューで、どれほど華やかなステージに立とうとも、自分が最も大切にしている公演は、子供の頃に兄と一緒に開いたおままごとのコンサートだと言っていた。
彼らの関係は今どうなっているんだろうな。
人は成長の過程で多くを得るが、その反面、多くを失うこともある。
ああ、時はすべてを色褪せさせる。幼い頃の美しい夢も…いずれは覚めるものだ。
引き続き手がかりを探す
とくに壁にぶつかることなく、ファミリーの議事ホールに潜入した。機密文書が見つかりそうな場所だから、何か収穫があるはずだ。
収穫は多ければ多いほどいい。どのみち、誰にも邪魔されないことだし、あちこちひっくり返して探したところで、厄介なことにはならない…はず？
収穫は多ければ多いほどいい。どのみち、誰にも邪魔されないことだし、あちこちひっくり返して探したところで、厄介なことにはならない…はず？
ルーサン家からの手紙を読む
ルーサン家からの手紙
ピノコニーの「夢の主」も、このオーディさんも、最近のサンデーさんの行動に不満を抱いていたようだ。
彼らは「死」をあまり気にしていない…むしろ調和セレモニーと「時計屋」の方を気にしている。
他の当主は「死」を大した問題だとは思ってないんだろう…ファミリー内部でも対立と衝突が多いようだな。
容疑者リストを読む
容疑者リスト
サンデーは容疑者についてかなり詳しく調べている──この裏切り者は長い間ファミリーを悩ませているようだ。
どれもファミリー内部の人間のようだな…だが、俺はこの中の誰にも会ったことがない。
ん？この特徴は……
何か気づいたのか？
いや、何でもない。きっと私の考えすぎだ…その裏切り者が本当に存在するなら、彼がホタルとロビンを殺したのか？
サンデーさんが今回の事件を重要視しているのは、それが理由なのかもしれないな。
サンデーと話す
ここまでにしよう…他に注意すべきものはないようだ。
門を入るまではファミリーを相手にすることになると思っていたが、まさか俺たちを迎えてくれたのが空っぽの屋敷だけとはな……
…気をつけろ、誰か来た。
許可なく立ち入り禁止の場所に入り込むとは、客人に相応しい振る舞いではありませんね。ヴェルトさん、そして……
…巡海レンジャーの黄泉さん？
すまない、サンデーさん。声をかけられる人が見つからなかったから、つい勝手に入ってしまったんだ。どうか許してくれ。
たとえ出迎えがなかったとしても、普通は主人が来るまで待つべきではないでしょうか？
そちらの巡海レンジャーはともかく…ワタシの知る限り、星穹列車は正式にファミリーの依頼を受けている。わざわざここに来る必要はないと思いますが？
俺たちがここに来たのは、調査で何か見落としているものがないか、サンデーさんと事件の状況を確認したかったからなんだ。
…いいでしょう。お2人が善意をもって来たのでしたら、ワタシも追い返す理由はありません。
大丈夫だ…彼は私たちが例の書類を読んだことには気づいてない。
真実は未だ明らかになっていませんが、ワタシたちはそれのすぐ近くまで迫っている。お2人に約束しましょう。裏切り者は、まもなく代償を支払うことになると。
俺も早く正義が明らかになればいいと思っているが、個人的にサンデーさんに教えてもらいたいことがある。ファミリーは一体どうやって犯人が内部に潜んでいると断定したんだ？
率直に言うが、調和セレモニーの開催直前に混乱を引き起こすことは、カンパニーの利益になる…ファミリーにはカンパニーが何か画策していると疑う十分な理由があるはずだ。
他の当主もアナタと同じような疑念を抱いていました。しかしワタシの見解では、真犯人はあの使者のように目立つようなことは絶対にしない…そもそも、ワタシはとっくに自らの手で彼に枷をはめていますので。
むしろ、ヴェルトさんの疑念をそのままお返しします。ワタシから見れば、アベンチュリンさんを警戒すべきなのはアナタたちのほう…悪人は高い壁を揺るがすことはできませんが、正義の心臓にナイフを突き立てることはできますから。
アベンチュリンさんは商人であって、慈善家ではありません。ですが今、彼は街中でお金をばらまきながら、1人でクラクフィルムランドに向かっている。一体何を企んでいるのやら……
ファミリーは今でも人々の安全を守るため全力を尽くしていますが、皆さんもどうか用心してください。
不測の事態を…防ぐために。
「アベンチュリン」の視点に切り替え中……
アベンチュリンは重要な手がかりを手にし、勝利を確信した──しかし、彼は本当にクラークフィルムランドのステージ上で、最後の瞬間まで持ち堪えることができるのだろうか？
……
……
……
「…ビルポインターホットラインによると、恐ろしい『エイジハゾ・アベンチュリン事件』に大きな進展があり、容疑者が逮捕されたとのことです──」
「この詐欺事件はスターピースカンパニーと博識学会の複数のセクションを巻き込み、多くの人的・物的リソースを消耗させ、カンパニーに巨額の損失を与えました──」
「本事件の容疑者はツガンニヤ-�砂仗函△�つ『第二次カティカ-エヴィキン絶滅事件』の生存者の1人であり、星間難民渡航証を所持していませんでした──」
「戦略投資部責任者『ダイヤモンド』の指示のもと、カンパニーは『憲章』の精神に基づき容疑者に対して適切な対応を取り、引き続き調査を行い、その犯行動機を明らかにするとのことです……」
……
本当に綺麗な目ね。教えて、それは夜になると光ったりするの？
もしそうなら、とっくに売り払ってるだろうね。
あなたの目が永遠に閉じられることを、どれだけ多くの人が望んでいるのかわかってないのね。奴隷のあなたが主人に反抗するなんて許されないの…でも、あなたはあの男を倒してみせた。
あなたを弁護する度胸のある弁護士はいないわ。どうする？自分で無罪を主張してみる？
それは別に難しいことじゃないけど、意味がない。
自分の弁舌によっぽど自信があるのね。博識学会を騙した時も、同じように思っていたの？
僕は望みを叶えてあげただけ。君たちは完璧な建材を欲しがってた。そして僕は1つの可能性を示した…これはちょっとした賭けだったのさ。
運がよければ、カンパニーはエイジハゾの黄砂の中からあらゆるものを掘り出せただろう。「砂の王 」の残骸すらもね。君たちは運が悪かったんだ。
その点は否定しないわ。でも私が興味を持っているのは、これほど大規模な詐欺が行われたのに、どうして犯人を含め、誰も利益を得ていないのかということよ。
レディ、僕は自分の欲しいものをとっくに手に入れてる──君の前に連れて来られ、次の大きな賭けに出るというシチュエーションをね。
なら、この2回目の大博打について話しましょう。教えて、今回は何を賭けるつもりなの？
僕の命だ。君が僕を処刑場に送らないことに賭ける。
…それで、あなたの望みは？
君たちのラーナ に会わせてもらいたい。話があるんだ。
その後は？
金がほしい。
そんな簡単な話じゃないでしょう？
そんな簡単な話さ。30タガンバ 、ちょうど僕の命の値段の半分だ。多くも少なくもない。
その金さえあれば、僕は君より高い地位に登り詰め、もっと多くの富を手に入れられる…でも、君は僕に与えようとはしないだろう。だから彼を呼んでくれ。
面白いじゃない。
でも残念、「ダイヤモンド」はあなたに会いに来ない。誰も彼には会えないの。だから今、私が「ダイヤモンド」の代理人として、彼の代わりに決断を下しましょう。
あなたは間違っている。30タガンバどころか、もっと多くのものをあげるわ。富、地位、権力…カンパニーはあなたが望むもの、望まないものすべてを与える。
「カカワーシャ」…いい名前ね。残念だけど、この名前は土に埋もれる運命にある。でも「あなた」は生き延びる価値があるわ。私たちのために、さらなる富を作り出すのよ。
さあ、自分の好きな服と肩書を選んで…それを活用しなさい、坊や。
あなたの計略がいつまでも露見しないことを祈ってるわ。
……
命ってのは長い投資みたいなものだ。正しい人を選び、正しいことを行い、正しい結果に辿り着き、世界に自分の価値を見せつける。
一生正しい決断だけをするなんて不可能だけど、運はいつだって僕の味方だ。だから僕は今まで負けたことがない。
地母神が僕を守ってくれているから?それなら、今この瞬間も地母神は僕を見守っているはずだ。そして、僕は必ず成功する。
…でも、その後は？
この難関を突破した後、今度は何が待ってるんだろう？大博打の後に僕を待っているのは…もっと大きな賭けだったりして？
1回、また1回と成功した後、数え切れないほどのチップを手に入れるのか、それとも1回の失敗で……
すべてを失うのか？
……
もう答えはわかってるだろ……
…卑しいギャンブラー。
……
どういうことだ？
……
僕は夢を見てるのか、それとも完全に狂っちゃったのか？
多分、その両方だろうね。
もう僕のことを忘れたのかい？イイマニカの軍閥に電気椅子に縛り付けられた時、君にアイデアを出したのは誰だったっけ？
もういい…僕は狂ってるのかもしれないけどバカじゃない。僕の頭から出ていけ、「調和」の新生児。
フッ、「調和」？バカ言わないでくれ。僕たちは別に初めて会ったわけじゃない、そんなによそよそしくする必要ないだろ？
僕は君で、君よりも「自分」のこと、君が望んでいることをよく知ってる。君は死にかけてるんだ。そして死を前にしてもなお、不運な人たちを道連れにしようとしてる…だからここに来たんだろ？
…盛大なショーなんて、本当に自分にできると思ってるのかい？
どういう意味だ？
君はすべての人を騙せるかもしれないけど、自分自身だけは騙せない。
僕が証明してあげる──君が完全に消えるまで、僕は君と一緒に最後の道を歩こう……
歩きながら、ゆっくり話そうじゃないか。
…くっ、君は一体何者なんだ？
この世界の大半の人たちは、ある1つの結果に辿り着くためだけに生きている…そして僕はその結果さ。
「カカワーシャ」…僕は君の未来だよ。