ホタルの消失は「死」の翼の下で起きたことだった。この美しき夢で、一体何が起こったのだろうか？
列車組と落ち合う 
危機一髪で「ブラックスワン」という名のメモキーパーがタイミングよく現実へと引き戻してくれた。彼女が言うには、急いでいるのは分かるが、仲間たちへ無事を知らせることのほうが大事なので、ひとまず落ち着くようにとたしなめられた──昏睡状態から目覚めるのをずっと待ってくれているのだと。
とはいえ、話は変わるがピノコニーのお客はどうしてそろいもそろってヘンテコな名前をしているのだろう?
とはいえ、話は変わるがピノコニーのお客はどうしてそろいもそろってヘンテコな名前をしているのだろう?
姫子さん、ほら。約束通り、この子を連れて帰ってきたわ。
っ、大丈夫！？現実にも夢にもアンタがいなくて、ウチ、めっちゃ心配したんだから……
無事でよかったわ。紹介するわね──彼女はブラックスワン、ガーデン・オプ・リコレクションのメモキーパーよ。
2人は知り合いなのか？
うん、姫子が言うには、夢境の調査中に偶然会ったんだって。
まだ知り合ったばかりなの。でもあなたのおかげで、この機会にお互いの理解を深められるかもしれないわ。
それで、どうしてあんたはあんな所に落ちたの？…何があったか教えてくれる？
（これまでの経緯を伝える…）
つまり、君を襲ったのは赤い服を着た、幻術が得意で他人の姿に化けられる女性、ということか……
彼女の名前は「花火」、ピノコニーに紛れ込んだ仮面の愚者よ…でも安心して、あの娘はしばらく皆さんには手を出してこないから。きっと今頃は自分が成功したと思い込んで、どこかで意気揚々としていると思うわ。
君は彼女のことをよく知っているようだな。
もちろん、私はここにいるすべての人間を知っているもの。ピノコニーでは誰もが嘘をつくかもしれないけれど…「記憶」は嘘をつかない。
だからこそ、私は皆さんに1つの事実を明らかにするわ…花火さんのトリックは人を幻覚に陥れることができるけれど、あの奇妙な夢は彼女とは関係ない。ピノコニーそのものに由来しているの。
ピノコニー…そのもの？
まだ気づかない？いわゆる「夢想の地」というのは…ファミリーが何らかの手段で大切に守ってきた成果であり、美しく造成された夢なのよ。
そして、彼の落ちた記憶域──それこそが夢境の本来の姿。混乱、危険、謎…変幻自在の迷宮に住む記憶の獣……
…彼女の言う通りかもしれないわ。みんな、夢に入った時に見た景色は覚えてる？
深海…
あれ、みんな同じものを見てたの？ウチも覚えてる…あとは客室、そこから鏡を通って長い廊下に出て……
「思考の回廊」──ホテルのスタッフはそう呼んでいた。
その景色と夢の中のピノコニーは全然似てないけど…ブラックスワンの言った夢境とはよく似ていると思わない？
確かに…最初は気にしていなかったが、よくよく考えてみると、両者の共通点は多いようだ。
それに、常連客から聞いた話だと、夢に入って最初の駅はもともと「夢境ホテル」だったけど、ちょっとした事故があって…「ホテルは現在修繕中」らしいの。
建物はどんな時に修繕が必要になるかしら？彼が経験した事と結び付けて考えれば、答えはハッキリしているわ。
ピノコニーの美しい夢は「沈没」している…元の姿に戻って…深海 に沈んでいるの。
ち、沈没？それって…夢境世界は崩れかけてるってこと？
夢境ホテルで起きていることは、その予兆よ。
…なるほど、これでファミリーの言葉の違和感にも説明がつく。
もしこのニュースが外部に知れたら、宿泊客の実際の安全性がどうであれ、宴の星の評判は必然的に影響を受けることになる。調和セレモニーが近付いている今、彼らはそれを隠すしかなかったんだ。
宿泊客の安全、それすら保障できないかもしれない…彼の遭遇したモンスターが最高の証明じゃないかしら？もう1つ教えましょうか。あの記憶域ミームについて……
死と暗殺を暗示するミームが、なぜファミリーが「絶対安全」と宣言する夢に現れるのか…ピノコニーでは誰もが嘘をつく可能性がある──それにはファミリーも含まれているかもしれない。
ブラックスワン、現状は十分理解したわ。あんたの最初の提案に戻るけど……
ガーデン・オブ・リコレクションは、どんな理由で星穹列車と協力しようと思ったの？
ああ、少し訂正させてほしいのだけど…これは私個人のお願いで、ガーデンを代表するものではないの。答えは簡単よ、姫子さん。私はただ交換をしたいだけ…「記憶」に関する交換をね。
職務の他に、私にも…個人的に追及したい美学があるの。私はメモキーパーであると同時に、コレクターでもある。私もキラキラと輝く貴重な記憶を目にしたい──こう言えば理解してもらえるかしら？
そしてあなたたちは星穹列車のナナシビト、「開拓」の道を実践する者…私はあなたたちの潜在能力と、あなたたちがこの舞台で放つ…唯一無二の輝きを信じているの。
これが、私が皆さんと友達になりたい理由よ。悪夢と美しい夢が交わる地…それこそが「記憶」のゆりかごにふさわしい。
…わかったわ。でもあんたに返答する前に、こちらでいくつか話し合いたいてとがあるの。
構わないわ、好きにしてちょうだい。
列車組と会話し、ブラックスワンの提案について検討する
列車の仲間との再会はそう穏やかには果たされなかった。彼女は条件を出し、命を救う代わりに列車との取引を求めた。
ガーデン・オブ・リコレクションのメモキーパーは何よりも恐ろしいと誰もが言う…しっかり話し合ってから彼女に返事をするのがよいだろう。
ガーデン・オブ・リコレクションのメモキーパーは何よりも恐ろしいと誰もが言う…しっかり話し合ってから彼女に返事をするのがよいだろう。
…姫子、どう思う？
彼女の話は信用できない。意図的に誘導しようとする要素が少なくなかったわ。
でも私は最悪の可能性を心配してるの。もし本当に夢境の異変が存在していて、それが自然発生したものではなく、誰かが裏で糸を引いていたのだとしたら……
だとしたら、それは高確率で「時計屋の招待状」と関係があるだろうな。
えっ？なんでそうなるの？
極端な状況は置いておくとして、夢境の異変を推し進めようとする意図、ファミリーと対立する立場、となると…考えられる可能性は2つしかない……
誰かが外部の勢力を引き入れ、ファミリーに揺さぶりをかけビノコニーを掌握しようとしているか、あるいはファミリーが自分たちを守るため、密かに外界に助けを求めざるを得なかったかだ。
だが招待状の暗号文、そしてファミリーの反応を見るに…前者である可能性が高い。
つまり、ナナシビトの暗号文を発信した人物と夢境の異変の黒幕は、同じ陣営…もしくは同一人物かもしれないってことね。
でも…それって何の説明にもなってなくない？やり方だけなら愚者やリドラーにだって真似できるし、カンパニーだって解読に成功したんでしょ？
三月ちゃん、落ち着いて。これはただの可能性よ。でも、この暗号文がただのイタズラじゃなくて、誰かが意図的に「開拓者」を招待したのであれば、私たちも放っておくことはできないわ。
次は、俺が発見したことについて話そう──残念ながら、悪いニュースだ。
確かな筋からの情報によると、ピノコニーで銀色の鎧を着た背の高い男性を目撃した者がいるらしい。俺はハウンド家に話を聞いたり、その侵入者に会ったという来賓たちを訪ねたりしたんだが……
…その結果、これを手に入れた。ほら、送ったから開けてみてくれ。
コホン、聞こえる？久しぶり、星穹列車──ピノコニーは楽しかった？
これって…あのハッカー娘！
真面目な話をするけど、あなたたちがビノコニーの異変を調べてることは知ってる。むしろ、ワクワクしながら見させてもらってる。調査が進めば進むほど、美しい夢の真実を知るチャンスが増えるから。
ファミリーは何かを隠してる、そうでしょ？こっちも掴んでる情報があるから、優しい私があなたたちに共有してあげる。ただ、残念ながら──素敵な休暇はこれで終わり。
このコードをあなたたちのドリームプール──あの夢を見るための装置に入力して、隠しマップに行ってみて。位置の座標は全部パッケージ化してあるから、一括でコピべするだけで大丈夫。
それと──サムのことはもう聞いてるよね。楽しみにしてて。あいつは単純な性格で、正々堂々とした勝負が好きだから、きっとあなたたちと「気が合う」と思う。ふ、あいつの情熱に圧倒されないように祈っててあげる！
おっと、そういえばあいつからの伝言があるんだった。「辿り着けない夢の中で、まもなく演目の幕が上がる」──頑張って、もう色んな勢力が動き出してるから、ナナシビトも遅れを取らないように！
星核ハンターの奴ら…ビノコニーにまで根を張ってるなんて、ほんとにしつこいんだから！
情勢は明らかになった。宴の星は見かけほど単純ではないようだ…「時計屋の遺産」を巡り、ファミリーを含む多くの勢力がそれぞれの目的を持ち、互いにバランスを保っている。
その遺産が何なのかはまだわからないが、この争奪戦は遅かれ早かれ…罪のない人々にも波及するだろう。
「熔火騎士」サム…グラモスの鉄騎の残党で、遺伝子改造戦士として生まれた者だ。常人とは異なる認識を持ち、行動は果断で妥協の余地はなく、カフカや刃にも劣らない危険分子だと言われている。
これは脅迫状だ。銀狼が言っていた隠しマップとは、封鎖中の夢境ホテルに違いない。今後のことを考えると…実際に一度現場に行ってみる必要があるな。
見つかったらどうしよう…
ファミリーに聞かれたら、列車組が星核ハンターを追っていることを正直に話そう。きっと理解を得られるはずだ。そして、相手の反応次第で次の行動を考えればいい。
これで意見はまとまったわね──それじゃあ、戻ってブラックスワンに知らせましょう。
ブラックスワンに返答する
様々な方面の事情を考慮して、やはりこのメモキーパーと取引をすることに決めた。
彼女に結論を伝えに行こう。
彼女に結論を伝えに行こう。
ブラックスワン、列車組はあんたに協力するわ。私たちも記憶域に相応しいガイドが必要だから。
任せて、皆さんを失望させたりしないわ。
あんたたちは自分の部屋に戻ってちょうだい。夢に入る準備をして、うまくいったら…夢境ホテルのロビーで落ち合いましょう。
俺は現実に残って君たちの安全を確保する。必要ならファミリーとの交渉も行おう──それで問題ないか、ブラックスワン？
この手で仲間を救ってみせても、信用してもらうのは難しいのね…もちろん問題ないわ。ただ、私の心は少し傷ついたけれど。
そっちは頼んだわ、ヴェルト。私たちは…「夢境の真実」を見る準備をしましょう。
ドリームプールに入る
話し合いは一時錯綜したが、最終的にはみんなが満足する結果となった。ブラックスワンの付き添いがあれば「真の記憶域」で危機を逃れることができるはずだ。
銀狼がくれたコードをドリームプールに入力し、夢境の真の姿をこの目で確かめよう。
銀狼がくれたコードをドリームプールに入力し、夢境の真の姿をこの目で確かめよう。
休憩エリアを離れる
（しばらく忙しくなりそうだけど、ホタルは現実に戻れたのかな……）
（…気になるけど、俺には連絡手段がない。ブラックスワンに聞いてみるか……）
ブラックスワンと話す
落ち着きがないわね。あの娘のことが心配なの？
気になることがあるなら遠慮なく言ってちょうだい。この世にメモキーパーほど心理療法士に向いている存在はいないわ。
💭助けてくれてありがとう。
💭ホタルの安否を確認できるか？
💭正直あんまりメモキーパーを信用できない。
💭部屋に戻らないのか？
話はここまでにしよう。
そうね。じゃあ、安心して眠りなさい。私があなたの傍にいるわ。
原始の夢境に入る
（見慣れた部屋に戻ってきた……）
こっちよ。
ブラックスワンと会話する
銀狼の協力の下、真の夢境へとたどり着いた──そこは一見するとこれまで夢の中で見てきた景色となんら違いがなかった…たふん見慣れてしまったせいだろう。でも大丈夫。ここではブラックスワンがガイドを務めてくれ、一緒に記憶域のお気楽大冒険に出発するのだ──
──本当にそうならいいのだが。でも何にせよ彼女と合流しなければならない。
──本当にそうならいいのだが。でも何にせよ彼女と合流しなければならない。
ブラックスワンと話す
どうしたの、気分でも悪い？
大丈夫。
そう、それならいいの。
あなたが憶質に敏感で、他の人より夢境の影響を受けやすいことは知ってるわ。これも私が特別にあなたに付き添う必要がある理由よ。
その苦しみは私が楽にしてあげる。安心して、あなたの仲間も無事だから。夢に入る前に、2人に小さな首飾りを持たせたの。これで私は記憶域の中で彼女たちの存在を感じることができる。
彼女たちはすでにそれぞれの部屋で目を覚ましたわ。これで気兼ねなく私と一緒に来てくれるわよね？時間は待ってくれないから、早くロビーに向かいましょう。
（なのの部屋は端のほうだったな…まずはなのと合流しよう）
テーブルの上を調べる
テーブルの上のティーセットたちがかすかに震え始めた…何か言いたいことがあるようだ。
「ここから逃げなければ！■■がもうすぐやって来る！」
「バカ、周りを緊張させるな！こっちには数がいるし、武器もあるから対処できる……」
「我々だけで？気でも狂ったのか！？■■に粉々にされるぞ！」
「大丈夫…なんとかなる。忘れたのか？私たちは亡命者なんだぞ。とりあえず座って、これを飲んで…私たちならなんとかなる。絶対に乗り越えられる……」
「ここから逃げなければ！■■がもうすぐやって来る！」
「バカ、周りを緊張させるな！こっちには数がいるし、武器もあるから対処できる……」
「我々だけで？気でも狂ったのか！？■■に粉々にされるぞ！」
「大丈夫…なんとかなる。忘れたのか？私たちは亡命者なんだぞ。とりあえず座って、これを飲んで…私たちならなんとかなる。絶対に乗り越えられる……」
三月なのかを起こそうとする
ブラックスワンに連れられて記憶域を進む。安全を考慮すれば、なのかを起こして同行させるのがいいかもしれない。
ドアをノックする
記憶があなたに告げる。ここは三月なのかの部屋だと。予想通り、彼女はここで「目覚める」。
ドアをノックしたが、彼女の返事はない。
再度ノックしたが、彼女からの返事はない。
力いっぱいノックしたが、彼女からの返事は依然としてない。
なの、中にいるのか？
ドアをノックしたが、彼女の返事はない。
いるか？出発する時間だぞ？
再度ノックしたが、彼女からの返事はない。
なの？穹だけど…
力いっぱいノックしたが、彼女からの返事は依然としてない。
あなたが何を考えているのかわかるけど、残念ながら…あの娘はこの中にはいないわ。ここも彼女の部屋じゃない。
記憶域に足を踏み入れた瞬間から、現実の建物構造は意味がないの。感じる…彼女は今遠くにいるわ。
同じように、ナビゲーターさんの言うロビーを見つけるには…もう少し工夫する必要があるわね。
夢境のロビーへ向かう
仲間たちがはぐれてしまったという知らせを聞いた後、ブラックスワンに連れられて記憶域を進んだ。みんなそれぞれ無事でいられれば、夢の中のホテルロビーでもう一度会えるはずだ。
倒れているナイトメア劇団に近づく
この足取りも覚束ない哀れな子たちは……
おかしいわね、ここには他の人間の気配を感じるわ……
ロビーに入る
え…彼女は…こんなことがあり得るの？
黄泉に近づく
ここは…まさかスタッフがいないのか？
む、どうしてあなたたちが？
お前たち…知り合いなのか？
ああ、彼女が私の言っていたメモキーパーだ。
2人とも、挨拶はそのくらいにして…今は力を合わせて、このおもてなし好きの子たちに帰ってもらいましょう？
力を合わせて、か。光栄だな…あなたたちの協力に感謝しよう。
戦闘後
やっと静かになったな。ところで、2人はどうしてここに？
それはこちらが聞きたいのだけど……
今、ビノコニーでは秘密の話題が…時計屋や遺産、悪夢といった根拠のない噂話が飛び交っている。その出新に興味を持って、噂通りの方法を実際に試してみたら…本当にここに迎り着いてしまったんだ。
あなた…何か隠しているんじゃないでしょうね？
隠す？メモキーパーの前で、そんなことできるわけがないだろう。
確かに。
とにかく、2人ともいいところに来てくれた。この夢境は危機に瀕している。目的が一致しているなら、私と一緒に行かないか？
私ならあなたたちを守ることができる。そして記憶域では私もメモキーパーの助けが必要だ。それに…もしファミリーに出会ったら、1人でも多いほうが釈明しやすい。
それは…あなたはどう思う？
人が多いに越したことはない。
ありがとう…心から感謝する。
またあなたに同行できて光栄だ、ブラックスワン。
ええ…それが本心だといいのだけど。
ロビーへ続く道を探す
仲間たちがはぐれてしまったという知らせを聞いた後、プラックスワンに連れられて記憶域を進んだ。途中、思いがけずちょうどそこで秘密探しをしていた巡海レンジャーに出会った（彼女はそれらしい事情を口にしたが、どうせまた道に迷ったのだろうと疑うだけの根拠がこちらにはあった）。
レンジャーの協力があればホールにたどり着くのも難しくはない──でもブラックスワンは彼女を畏れているようだ。なぜだろう？
レンジャーの協力があればホールにたどり着くのも難しくはない──でもブラックスワンは彼女を畏れているようだ。なぜだろう？
逆さになった部屋に入る
この部屋…どうして上下が逆さまに？
記憶域の形は刻々と変化しているの。なんとかして…天井まで行かなければならないわね。
今いるのがその天井だが。
…黄泉さんの言う通りね。とにかく、上にある地面まで登らないと──もちろん、柱を登って行くわけじゃないわ。
あなたたちに、記憶域で行動するための小技を教えてあげる。
ワインタワーに触れる
どう？憶質があなたの周りを流れているのを感じる？
次は適当な場所を探して…壁を「歩いて」みましょう。
ドリームウォークを使って上へ移動する
…成功だ、まさか本当にできるとはな。
メモキーパーにとって、この程度の記憶域は子供の遊び場に過ぎないわ。さあ、正門から出ましょう。
ロビーへ続く道を探す
上手くできたわね。あなたには「記憶」の才能があるわ。
怪しいエレベーターに進む
約束の場所まであと少しだ。しかし怪しいエレベーターが行く手を塞いでいる。
プラックスワン日くこの先は「ひどくねじ曲がっているようだ」とのこと──といってもここで一体何が起きているというのだ？おそらくエレベーターの龍の中に入ってみないと何も分からないだろう。
プラックスワン日くこの先は「ひどくねじ曲がっているようだ」とのこと──といってもここで一体何が起きているというのだ？おそらくエレベーターの龍の中に入ってみないと何も分からないだろう。
着いた──エレベーターがある、ロビーのものとそっくりだな。これに乗れば目的地に着くはずだ。
でも、前方の記憶域は…かなりひどく歪められているみたい。2人とも、気をつけて。
ここを離れて引き続きロビーへ向かう
ブラックスワンの言葉どおり、ひどくねじ曲がった空間へとやって来た──だが幸いにも中には扉があった。想定外のことが起こらない限り、この扉からここを出られるだろう（だが冒険にはいつも予想外のことがつきまとう）。
このまま狭苦しい空間をうろつくよりは、ただちに扉を開けて脱出した方がいいかもしれない。
メモキーパーは目を閉じた。彼女は透視に近い方法で部屋の中、さらには部屋の外の隅々までを探っていく。
このまま狭苦しい空間をうろつくよりは、ただちに扉を開けて脱出した方がいいかもしれない。
…ほら、そんなに簡単ではないと言ったでしょう。ここはどこかしら？
このドアも…鍵がかかっているのか？
このままじゃキリがないわ、やっぱり私にやらせて。
メモキーパーは目を閉じた。彼女は透視に近い方法で部屋の中、さらには部屋の外の隅々までを探っていく。
この記憶域は…歪みすぎているわね。少し優雅じゃない手段を取る必要がありそう。2人とも…少し時間をちょうだい……
ああ…あった、この夢境の中心が見えたわ。ファミリーの人間がいる…他にも何人かが手探りで進んでいるみたい。あなたの仲間もうまくいっていないようね…1人、2人、3人……
…えっ、3人？この3人目は…ロビーへの道を探している？待って…これは……
──前にあなたと一緒にいた女の子？
ホタル？どうして彼女がここに？
私にもわからないけれど、記憶域に見覚えのある影があって、それが彼女の感じに似ているの…彼女には、何か夢境に入らなければならない理由でもあるの？
彼女は…走ってる？いいえ…これは逃げてるのかしら？彼女の後ろに何か……
…まずいわ。2人とも、先を急ぎましょう。
なぜか現れたドリームメイクパズルを調べる
ドリームジェントルマンはピノコニーの至る所で見かけた。その時もちょうど目の前に現れ、そもそもそんな必要もないのにクイズを出してきた。
クイズを解いてねし曲がった記憶域から脱出しよう。
クイズを解いてねし曲がった記憶域から脱出しよう。
パズルに触れる
事態は急を要するわ。今回は例外的な手段を使って、あなたたちを連れて記憶域を突破するしかない。
記憶域から彼女の思考をいくつか拾い上げたの。これはあなたたちが彼女に対するイメージを組み立てるのを助けてくれる。この思考を頭の中でしっかり掴んで、整理して形にしてちょうだい。
さっき、よく知っている記憶をいくつか捕捉したのだけど…ここに現れた「友人」は彼女だけじゃない。あなたたちが遭難した時、現場にいた第三者……
──あの記憶域ミーム、あれもそこにいるわ。
ピースに紐づいたホタルの言葉
「時計屋の遺産」…
あたしは…諦めない…
あたしには…その権利がある…そうだよね…？
あたしは…諦めない…
あたしには…その権利がある…そうだよね…？
ここを離れて引き続きロビーへ向かう
ついに出口を見つけた──ホテルロビーへ向かおう。
姫子となのかが無事にたどり着いていますように。
姫子となのかが無事にたどり着いていますように。
エレベーターに乗る
……
扉が閉まった。自分の思考が渦巻く水の流れに邪魔され始め、やがて渦の中に引き込まれ──深い谷に落ち、沈んでいくように感じた。扉が再び開いた時、どんな景色が見えるのだろうか?この問いに答えられる人はいないのかもしれない。
形容しがたい流動物質──暗黒があなたの胸から喉へと流れ込む。窒息感があなたを外から包み込んだ。そして、声が聞こえた……
ふと誰かのため息が聞こえた。
扉が閉まった。自分の思考が渦巻く水の流れに邪魔され始め、やがて渦の中に引き込まれ──深い谷に落ち、沈んでいくように感じた。扉が再び開いた時、どんな景色が見えるのだろうか?この問いに答えられる人はいないのかもしれない。
形容しがたい流動物質──暗黒があなたの胸から喉へと流れ込む。窒息感があなたを外から包み込んだ。そして、声が聞こえた……
「焦土の夢を見た。1本の新芽が土を突き破り、朝日に向かって咲き誇る。そして、あたしに囁くの」
人々はなぜ眠ることを選んだのか？あたしはね……
ふと誰かのため息が聞こえた。
「夢」から覚めるのが怖いからだと思う。
ロビーへ向かう
ホールはすぐ目の前だというのに…一体何が起きたのだ？
…気をつけろ！近くから危険な匂いがする。
…2人とも、警戒を解かないで。
ロビーを調べる
ホールの真ん中にぼんやりとした、ただし見覚えのある人影が立っている──彼女は誰だろう？どうしてまたここに現れた？
それに…これは本当にいい知らせだろうか？
それに…これは本当にいい知らせだろうか？
記憶域ミームが現れる
…ご…めん……
ホタルが殺された後
あなたは…大丈夫か？
何が起きたんだ？
こっちを見て…落ち着いて、深呼吸するんだ。いいな？
…私がやるわ。落ち着いて──あなたは大丈夫。
安心して、大丈夫。
こんな時に申し訳ないのだけど…私はしばらくここを離れなければならないの…まだ「死」はうろついている。姫子さんと三月さんの安否を確認して、警戒を続けないと……
穹のことはあなたに任せるわね…黄泉さん。
ブラックスワンが去った後
こんなことになってしまって、すまない…あの少女に気を取られて、見過ごしてしまった……
私の躊躇いが彼女を死なせてしまったんだ…本当にすまなかった。
黄泉のせいじゃない。
だが、あの時、私が刀を抜くことを選んでいたら……
……
すまない、私に…選択の余地はなかったんだ。
まずは状況を整理しよう。
ああ…そうだな。だが、まだその時じゃない。「巡狩」の前に、私たちは真の敵がどこに隠れているのか、それに対抗するにはどうすればいいのか、しっかり考える必要がある……
心の痛みに思考を振り回されてはいけない。自分を保たなければ、正しい道は歩めないんだ。
「敵に情けをかける必要はない、それはこに対する残酷な行為だからだ。だが、真の敵が誰なのかは、しっかり見定めなければならない……」以前、こう諭されたことがある。
…あなたは、刀を振るう意味と代償を知らなければならない。
これは、多額の「血の負債」を抱えた人間があなたに贈れる、唯一の忠告だ。
──2人とも、ただいま。
姫子さんから伝言よ…悪いニュースと、いいニュースがあるわ。
メモキーパーは憶泡を差し出し、それを額に当てるよう合図した。言われた通りにすると、身を刺すような冷たさが体に入り込み、それが集まって鮮明な映像になっていく。
姫子となのかがファミリーに行く手を阻まれているのが見えた。ブラックスワンが彼女たちの傍にいるが、ファミリーは気づいていないようだ。
「状況はわかったわ。あんたは穹を連れて安全な場所まで避難してちょうだい。余裕があれば、そのホタルのことを先に調べても構わない。後で『クロックポーイ』の彫像の前で合流しましょう」
憶泡の中の記憶はここで終わっている。
そういうことだから、姫子さんに頼まれた通り、2人を連れて現実に戻ろうと思うの…あなたが無事でいてくれてよかった。出発しましょう、話の続きは安全な場所に着いてから、ね。
ブラックスワン…転送ゲートを開くつもりはないのか？
う〜ん…転送ゲートを使うのはおすすめできないわね。彼の精神状態はまだ不安定だから、さっきのような「乱暴」な移動はできるだけ避けたいの。
それに──撤退する時に、ホタルさんのために何かできることがあるんじゃないかしら？この辺りには彼女の痕跡が残ってる。それが完全に消えてしまう前に、あなたたちの「記憶」にしましょう。
…道すがら調査ができるなら、それもいいな。
それじゃあ、出発しましょう。まずは別の道を探さなければならないけれど……
すまないが、あと数分だけもらえないか？
まだ…やり残したことがあるんだ。
黄泉が身を翻して向こうへと歩いて行く。まだここで、ホタルが泡のように消えてしまった時のことを覚えている──
黄泉は足を止め、きつく唇を引き結んで目を伏せた。しばらくすると、彼女は腰をかがめて手で何かを掬い、また身を起こした。
死が、あなたの長い夢を終わらせますように……
そして…あなたを目覚めの世界へと導きますように。
…行こう。
こっちよ──ついてきて。
ホタルが殺された場所を調べる
消えかかったスマホが地面に落ちており、未送信のメッセージが残されている…それは記念写真のようで、写真の中の2人はとても幸せそうに笑っている。
スマホは完全に消え、夢の泡となって消え去った。
（拾う）
