「レギオン」との戦いは終わり、星の海を進んでいると、「ヘルタ」から星の声の余韻が聞こえてきた――アスターとスタッフの総力により、宇宙の宝石と呼ばれる宇宙ステーションは、「復興計画」を開始しており、人手が必要のようだ。
そしてアーランは、あなたが適任者だと考えている。
アーランを見つけ、星の声の余韻に耳を傾ける 
最前線だったベース部分はとても危険で、スタッフは孤独の中で救助を待っている。その時、エイブラハムが彼のアキレス腱と向き合おうとしている……。
アーランと話す
防衛課責任者アーランです。報告に…あつ、穹だったのか。すまない。すぐには分からなかったんだ。
ちょうど防衛課の災害訓練をどうやって強化するか考えていたんだ。これも復興計画の重要な一部だからね。もしまた「レギオン」が来ることがあっても、何も手に入れさせはしない！
復興計画？
ああ。復興計画はアスターお嬢様が宇宙ステーションの被害情報を多方面から収集した後、五大課の責任者と共同で策定した災害後の運営システムなんだ。
その中には他の機密事項に関する内容もたくさん含まれている。例えば、奇物再収容チーム、セーフティエリアの設立、「スターピースカンパニー」の損害査定とか……
奇物…なんだって？
奇物再収容チーム、セーフティエリアの設立、「スタービースカンパニー」の損害査定、これらもすべて復興計画に盛り込まれている。
だけど、復興計画を実行するのは簡単な事じゃないんだ。お嬢様も必要な人手が当初の予想を超えると考えている……
唐突かもしれないけど、穹、手伝ってみる気はないか？
以前、あの「レギオン」のモンスターたちと戦った時、穹が俺を守ってくれただろ。信頼できる仲間だ。
だからすぐにお前のことが頭に浮かんだんだ。
どうしていいことと無縁なんだろう…
えっ？これはいいことだと思わないのか……
別に面倒なことはないさ。スタッフたちは復興計画で忙しいから、宇宙ステーションの各部分が協力を必要としているか確認してもらいたいんだ。
そうそう。これは依頼料だ。全部で15,800…
お、俺もいくら渡すべきなのか分からないんだ…ここではずっと衣食住の心配がいらないから、金に対する概念がないんだ……
いくらでもありがたいよ。
復興計画の着実な推進に穹が協力してくれるから、これでアスターお嬢様も夜はぐっすり眠れるといいんだが……
チャット
ベース部分に行き、スタッフの片づけを手伝う
あ、安心してくれ。ベース部分の危険な状況は奇物再収容チームが完全にしょ、掌握している！
お前を覚えているよ。死ぬのを怖がっていた奴だ。
私を覚えているのか？わ、私も君を覚えている…しかし、今の私は死ぬのなんてち、ちっとも怖くないぞ……
私と長い付き合いだった友人は先にあの世へと旅立ち、私の命もいつ尽きるかわからない。
「人はいずれ死ぬ。だが、今ではない」
アルフレッドの仇を討つまでは、あのモンスターたちに殺されたくはないんだ！
シンクルさんは俺を障害判別端末の部署からここに異動させた。奇物再収容チームの温明徳隊長と共に前線に身を置くことで、俺の心を鍛えさせるためだ。
しかし、異動してくるなり、すぐに難題にぶつかったんだ。それは、それは……
向こうの界域アンカーを再起動させるというんだ！
ほんのちょっとの距離じゃないか！
ちょっとの距離だなんて言わないでくれ。私の一生分の勇気を奮い起こしてもたどり着けないんだ……
実は起動そのものは難しくないんだ。界域アンカーの近くまで行って、お互いの生物電場で再起動させるだけだから……
私の行く手を阻んでいるのは、必ず通るルートを占拠しているモンスターたちだ。
私が障害判別端末の部署にいた時、あいつらは遠くの影でしかなかったから、侮蔑の眼差しで見ていたんだ。
今回の侵入の際、アルフレッドが奴らの手にかかって死んだと知り、私の心に憎しみが満ち溢れ始めた……
しかし、奇物再収容チームの一員となって、あいつらの前に立つと感じたんだ──恐怖を！
その瞬間、アルフレッドの次第に力と光を失っていく瞳が私の脳裏をよぎった。すると呼吸が荒くなり、冷や汗が噴き出して両足が震え出したんだ……
だらしないだろ？いくら心を奮い立たせようとしても、界域アンカーの起動ができず、何日も先延ばしにしているんだ……
だから穹、できれば……
この件は任せて！
君のことを本当に尊敬する。確固たる自信、死をも恐れぬ勇気。多少なりとも私も触発されたよ。
私も自分の力は分かっているから、ここで君の知らせを待っているよ。
穹、界域アンカー起動の件は任せたよ！
エイブラハムに「アンカー」の再稼働を知らせる
左、左、左に「巡狩」……
左に「巡狩」、右に「調和」、「知恵」を心の中に……
終わったよ。
何か声がしたみたいだ…だけど何が起ころうと、次の瞬間に死ぬことになろうと、おまじないを唱え終えないと
左に「巡狩」、右に「調和」、「知恵」を心の中に、「存護」は胸の前に！
よし。エイブラハム、よくやった。
あれ、こんなに早く戻ってきたのか?この元気が出るおまじないを167回しか唱えていないのに、もう界域アンカーを起動させてしまうとはね。
実はおまじないを唱えている時、思ったんだ…穹も任務遂行に力を貸し、私が小隊に残れるようにしてくれた。だから何としてもアルフレッドを殺したモンスターを見つけ出し、あいつの仇を討つんだってね。
死という長い夜が訪れる前に、私は必ず勇敢な一歩を踏み出すと証明してみせるよ。
私たちが会うのはこれが最後にならないことを祈っているよ。またいつか会おう。穹……